近大英語攻略:文法編その1で説明したように、
選択肢に動詞の形が複数並んでいたときは、
『文型』・『時制』・『助動詞』・『不定詞』・『動名詞』・『分詞』・『仮定法』
のいずれかになることが多いです。
今回は、具体例を見ながら、詳しく解説します。
1:文型
例1:When Tim came home, he( )all of his stuff on his bed.
ア.laid イ.lain
ウ.lay エ.lied (公募2018改)
これはその1で使った問題です。
選択肢に動詞が並んでいるので、
『文型』・『時制』・『助動詞』・『不定詞』・『動名詞』・『分詞』・『仮定法』
のいずれかになるというのが、今回のテーマです。
文型の問題というのは、
『自動詞』・『他動詞』・『SVOC』に関する問題です。
今回はその典型である、「lie」という自動詞と、「lay」という他動詞の問題です。
この問題は、lieという自動詞の過去形「lay」と、layの現在形「lay」が同じ形をしているので、動詞の後ろに目的語(名詞)を取るか、取らないかで判断します。
文型の問題はパターンがあって、選択肢に特定の動詞(今回はlieとlay)がある場合、瞬時に判断して解くようにしましょう。
近畿大学の文法問題でも、このような基礎レベルの問題も出題されるので、日ごろから入試できかれると意識して勉強しましょう。
勉強法
文型の問題は、多くの問題集に載っています。
基礎的な知識がなければ、『Evergreen』(EG)などの解説書を読んでから、問題集を進めましょう。EGでは第2章以降を読んで理解します。この時大切なことは、どういう動詞が文型問題で出題されるか?ということを意識して進めていきます。特にp.44以降の範囲は、近大でよく出題される内容です。(*lieとlayに関してもp.34に説明が載っているので確認してみてください。)
EGを読んだ後、基本的な文法問題集を進めていきます。おススメの問題集を一つ上げるとすれば、『関正生の英文法ポラリス1』などがいいでしょう。例えば、この本の問題番号324と325を見て解いてみてください。きっと、「は!」と気づくはずです。その気づきが近大合格へ近づく一歩です。
大切なことは、正しい勉強法。この勉強は、近大のココの問題を解くのに繋がっていると意識することです。
文型の範囲の問題は、このように勉強していきましょう。
2:時制
例2:I( )writing a copy of the handout for English assignments by the time my boss comes back.
ア. am finishing イ.finish
ウ.have finished エ.will have finished (一般2019改)
選択肢が動詞になっていますね。
『文型』・『時制』・『助動詞』・『不定詞』・『動名詞』・『分詞』・『仮定法』
のどれかの問題になります。
そして、問題が時制について聞かれているときは、
1:SVのVが( )で問われている。
2:選択肢に助動詞willなど、時間をあらわす語句がある。
特に上の2つが問われれば、時制の問題と判断してよいでしょう。
時制の問題は、『現在形』・『過去形』・『未来形』・『進行形』・『完了形』
を意識して、文中からヒントを探し、推測していきましょう。
この問題では、by the timeという接続詞がヒントになります。
この接続詞は、「時と条件を表す副詞節の中では、未来のことは現在形or現在完了で表す」
という有名なルールと一緒に聞かれることが多いです。
今、主節の時制である( )の中は、未来時制になるので、
未来完了形で未来時制を表す、「エ」が解答になります。
大切なことは、時制の問題だと断定できること。
これができれば、あとは時制の問題をこなせば、近大の時制問題は正解できるようになります。
勉強法
まずは、時制の基礎的な理解を説明できるくらいにしましょう。
時制の問題の特徴は、
『現在形』・『過去形』・『未来形』・『進行形』・『完了形』
のすべてが理解できていないと解けないものが多いので、
まずはEGなどで、時制の解説を一通り理解して読み進めてから、
問題を解いてください。
EGだと第3章・4章を読んでから、ポラリス1のUnit1・2を解いていきます。
注意点としては、時制の問題は、時制の問題だとわかれば、問題自体難しいものはすくないので、
大学側(問題作成者)としては、使われている単語の難易度を上げて、いつの話をしているかわかりづらくすることがよくあります。
これは、近畿大学でも同じで、解説をもればわかる!といことが多いです。
そのために、この単元を100%解くには、単語のレベルも上げないといけないと思ってください。
問題を解いた後に、文法が分かっていないのか?単語でつまって解けなかったのか?
をきっちり分けて考えることが大切です。
近畿大学の時制問題は、例2であげたように、「時と条件を表す副詞節」や「大過去」を問う問題がよく出ます。
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