【近大過去問】2019年一般B日程英語大問6(2月11日)

2019
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1:テスト中は、いかなる場合であっても全ての携帯電話の電源を入れてはいけない。

In(   )( A )(   )(   )( B )(   )on during exam time.

ア.any
イ.be
ウ.cell phones
エ.no case
オ.should
カ.powered



2:新任の校長は、以前のいた学校の校長室に3,000冊もの小説を持っていたと言われています。

The new principal is(   )(   )(   )( A )( B )(   )in the office of his last school.

ア.as many as
イ.3,000 novels
ウ.had
エ.have
オ.said
カ.to



3:私が彼女の気持ちを理解したのは、すべてが終わった後のことだった。

(   )(   )(   )( A )(   )( B )over that I understood her feelings.

ア.all
イ.everything
ウ.it was
エ.not
オ.until
カ.was



4:もっと長く研究していれば、ロブ氏は研究者として成功したでしょう。

Mr. Rob(   )(   )( A )( B )(   )(   )longer.

ア.as a researcher
イ.could have
ウ.had
エ.he
オ.studied
カ.succeeded

**問題は過去問を参考にして作っています。実際の過去問で解きなおしてください。

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問1

1:テスト中は、いかなる場合であっても全ての携帯電話の電源を入れてはいけない。

In(   )( A )(   )(   )( B )(   )on during exam time.

ア.any
イ.be
ウ.cell phones
エ.no case
オ.should
カ.powered

解答方法

① S(主語)V(動詞)を確認する。
まず、選択肢から名詞を探すと、”cell phones” or “no case” の2つがあります。
動詞は、問題文の日本語から「電源を入れる」とあるので、poweredが該当します。
( power という単語は動詞もあるので注意。わからなくても “ed” がついていることから判断できます。)

動詞の「電源を入れる」にあう主語は、”cell phones” のほうがいいので、cell phones powered と SV を決めることができます。


② 句を見つける。
文頭の “in” を句にします。in は前置詞であり、残りの名詞は一つしかないので、in no case (前置詞+名詞) が作れます。
同様に、”any” という形容詞も名詞句にすると、any cell phones が作れます。


③ 文法事項を確認する。
動詞を powered にしましたが、この文は過去形「~した」と問題文の日本語に書いていないので、should be powered と「助動詞+受動態」の形にします。

一度並べてみると、
(In) no case any cell phones should be powered (on) (during)…

と SV もよさそうな感じがしますが、
ここでもう一度、日本語の文章を読んでください。
日本語の文と “in no case” というヒントから、『倒置』が起こっていると判断しないといけません。
in no case が否定語として文頭にきて、倒置が起こり、「否定語の後は疑問文」にしないといけないので、

(In) no case should any cell phones be powered (on) (during)…となります。


④ S,V,O,C,Mを確認する。
倒置以外のところは、正しいのでこれで大丈夫です。
よって答えは、
エ→オ→ア→ウ→イ→カになり
A:  B:

勉強法

「助動詞+受動態」の形は、Evergreen(EG) の P.159,160 に書いてあります。
この問題のポイントである『否定の倒置』は [EG,P472,473] に説明があります。
近大の並べ替え問題(整序問題)で、否定語が文頭にきたらほぼ倒置だと疑ってください。
否定語もある程度覚えてください。[EG,P.416~P.432]
特に近大でよく出題(否定の倒置の形)されるものは、”hardly” や “little“という単語です。
大問3でも否定や倒置は出題されるので、勉強してください。

問2

2:新任の校長は、以前のいた学校の校長室に3,000冊もの小説を持っていたと言われています。

The new principal is(   )(   )(   )( A )( B )(   )in the office of his last school.

ア.as many as
イ.3,000 novels
ウ.had
エ.have
オ.said
カ.to

解答方法

① S(主語)V(動詞)を確認する。
The new principal が S になります。V は ‟is” の可能性がありますが、問題文の日本語をみると「~と言われています」とあり、あきらかに is ではないです。
「言われています」という表現から受動態だと判断して、「is said」 を V とします。


② 句を見つける。
“to” があることに加えて、‟have” の動詞の原形があるので、不定詞をとりあえず作ってみます。[to have~]


③ 文法事項を確認する。
is said は、後ろに「不定詞」または「that 節」を取ることが多く、この問題では is said to have の形が作れることがわかります。

また不定詞に着目して、「持っていたと」ということで、to have had の形 [to have pp] で「~したこと」と不定詞の過去を表す文法事項もでてきています。

as many as は「~もの」という「数が多い」ことを表す文法事項で、後ろに名詞を取ります。


④ S,V,O,C,Mを確認する。
“had” は他動詞であり、後ろに as many as 3,000 novels (名詞句)をとります。

(The new principal is) said to have had as many as 3,000 novels (in the office of his last school.)

となり、文法的に直す箇所はないのでこれが答えになります。
よって、答えは
オ→カ→エ→ウ→ア→イ
A:  B:

勉強法

[it is said that SV ~] は [EG,P.167] に、[S is said to do] は [EG,P.203] に説明があります。
不定詞の過去の表現、[to have p.p] は [EG,P.202,203] に説明があります。
この2つの文法は大問3でも出題されたことのあるものです。

[as many as] は「as 形容詞 as」(~と同じくらい~だ) と似ているので注意しましょう。
この形は「as many as 複数名詞」[EG,P.297] で「~もの(複数名詞)」と数が多いことを表す表現です。
これも近大では何度か出題されたことのある文法です。

問3

3:私が彼女の気持ちを理解したのは、すべてが終わった後のことだった。

(   )(   )(   )( A )(   )( B )over that I understood her feelings.

ア.all
イ.everything
ウ.it was
エ.not
オ.until
カ.was

解答方法

① S(主語)V(動詞)を確認する。
この問題は、文法事項を使ったほうが簡単に解決できますが、知らない場合を考えて、SV を作ってみます。
S は名詞なので、”everything”, V は “was” として、everything was という可能性、
または、 “it was” で SV を作るかのどちらかになります。


② 句を見つける。
この問題の場合、句は “all” という単語と、”over” という単語で「all over」 という形が作れます。


③ 文法事項を確認する。
この問題は、ここにすべてがかかっています。

[It was not until…that~ ] という形が見つけられるかどうかです。


④ S,V,O,C,Mを確認する。
文法事項で見つけた形から、

It was not until  … all (over)(that) ~

あとは everything was を until の後ろにいれて、

It was not until everything was all (over that I understood her feelings.)

これで文法的には問題ないので、
答えは、
ウ→エ→オ→イ→カ→ア
A:  B:

勉強法

[it was not until … that ~] (…してはじめて~する) という表現で、近大でも特に出やすい慣用表現です。[EG,P.428]
過去問を3年分解くと目にすると思います。
この表現は大問3・6で出題されます。
この慣用表現は知っていないと解けないので、確実に覚えてください。

問4

4:もっと長く研究していれば、ロブ氏は研究者として成功したでしょう。

Mr. Rob(   )(   )( A )( B )(   )(   )longer.

ア.as a researcher
イ.could have
ウ.had
エ.he
オ.studied
カ.succeeded

解答方法

① S(主語)V(動詞)を確認する。
Mr. Robが S であり、これに対応する動詞を探します。
動詞の候補が、‟could have”, ‟had”, ‟studied”, ‟succeeded” の4つがあり、問題文の日本語からしぼります。
「成功した」とあるので、succeeded が一番の候補になります。
SV は「Mr. Rob succeeded」と仮にしておきます。


② 句を見つける。
この問題は、句を作ることができなさそうなので、次のステップに進みます。


③ 文法事項を確認する。
まず、”could” という単語が出てきたら、『仮定法』を疑ってみます。
(大問3で同じことを考えてください。近大でよくあるパターンです。)
問題文の日本語を見ると、「成功したでしょう。」と仮定の話をしていることがわかります。
ここから、「could have succeeded」という表現ができます。
仮定法だと ‟if” を見つけないといけないですが、この問題ではそれがないです。
ない時は、if の省略だと考えてください。
(この考えは近大英語で重要な考え方です。)

if が仮にあったとすれば、if SV となるはずなので、
(If) he had studied と節が作れることがわかります。

ここで整理すると、

Mr. Rob could have succeeded (if) he had studied となります。

if が省略されている時は、had を前にもってくればいいので、

Mr. Rob could have succeeded had he studied

という文が作れます。


④ S,V,O,C,Mを確認する。
あとは「as a researcher」 を文のどこかにいれます。
これは問題文の日本語をヒントにして、主節に入れて、

(Mr. Rob) could have succeeded as a researcher had he studied (longer).

で完成です。
よって答えは、
イ→カ→ア→ウ→エ→オ
A:  B:

勉強法

『仮定法』は大問3と大問6で毎年出題されている範囲です
特に、大問3で出題されないときは大問6で聞かれることが多いように思えます。

would, could, should, mightを見たら、一度は仮定法を疑うクセをつけてください。

それができれば、次に 「if の省略」もできるようにしてください。
省略されるときは、were, had, should を文頭に持ってきます。
これも省略がわかれば難しくないです。
ただ、見抜けないといっきに難易度が上がります。
まずは EG などで仮定法の基礎を完璧にしてください。[P.366~373]
それができたら、今回聞かれた省略を完璧にしてください。[P.376,377]

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