近大の文法問題には、正確に解く正しい手順がある
次の問題を、正しい手順で見ていましょう。
例1:When Tim came home, he( )all of his stuff on his bed.
ア.laid
イ.lain
ウ.lay
エ.lied
(公募2018改)
ステップ1“推測する”
問題を見たら、“文法を推測する”
選択肢は、laid, lain, lay, liedと動詞が4つ並んでいます。
近大の問題では、選択肢に動詞がある場合
『文型』・『時制』・『助動詞』・『不定詞』・『動名詞』・『分詞』・『仮定法』
のどれかになります。
ステップ2“ヒントをみつける”
文法を推測したら、“文中よりヒントを探す”
この問題のヒントは、『he ( ) という箇所』
ここはSとVにあたるので、Vに関する問題であるとわかります。
Vが問われている場合
『時制』・『文型』の問題になります。
ここまできたらあと少し!
この問題では、
時制:When以下の文が過去形cameを使っている→( )の中は「過去形」
文型:( )の後にall of his stuffと目的語(名詞句)が来ている→( )は「他動詞」
このことから、過去形の他動詞はlaidしかないので、答えは「ア」となります。
もう一問見ていきましょう。
例題
例題:My teachers wanted to make it( )to all the students that Jim saved a child last week.
ア.knew
イ.know
ウ.known
エ.knows
(公募2018改)
先の問題と同様に、
ステップ1“推測する”
選択肢は、knew, know, known, knowsなので、
例1と同じように、
『文型』・『時制』・『助動詞』・『不定詞』・『動名詞』・『分詞』・『仮定法』
のどれかになります。
ステップ2“ヒントをみつける”
文中よりヒントをみつける。
今回は、「make」がヒントになります。
近大の文法問題でmakeを見たら、
使役動詞を考えましょう。
makeの後ろがit(目的語)そのあとに( )があるので、
( )の中は、原形動詞or過去分詞の2択になります。
選択肢のknowは他動詞であり、( )の後にto~…と副詞句が来ていることから、過去分詞が入ります。
よって答えはknownの「ウ」となります。
まとめ
近大の問題を解くポイントは
ステップ1:文法を推測する
ステップ2:ヒントをみつける
これを意識しましょう。
正答率の向上、時間短縮にもなるので、できるようにしましょう。
ステップ1とステップ2の詳しい説明は次の機会に。
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